老後資金はいつから貯めればいいのだろうか
老後資金の準備はいつから?
必要な老後資金の金額は人それぞれですが、ある程度まとまった金額になるのは共通でしょう。
つまり、準備しようと思ってすぐに準備できる金額ではないということです。
そのためには、必要になる前から貯め始めておく必要があります。
また、必要な老後資金を考えるとき、いつからが「老後」になるのかもポイントです。
それも人によって違いますが、将来どうなるかなんて誰にもわからないことですから、老後資金が気になり始めたときが貯め始めるベストなタイミングと言ってよいのではないでしょうか?
とはいえ、何かしら目安があった方が貯め始めやすいです。
その目安として、収入、支出、生活の3つのポイントがそれぞれ安定した時期をおすすめします。
年収アップなどわかりやすいタイミングがあれば、それが老後資金の準備を始めるベストタイミングでしょう。
また支出面でも、子育てが一段落ついた、住宅ローンを完済したなど、今後急に支出が増えることがなさそうなら安定したと言っていいと思います。
3つ目の生活の安定ですが、生活に追われる感覚がなくなったとき、具体的には仕事、家事、子育てなどが落ち着いたかどうかがポイントとなるでしょう。
上記のことが安定したと感じる時期も、人によってそれぞれです。
人によっては50代でも早すぎると感じれば、40代で安定したと思う人もいるでしょう。
いずれにせよ、老後のことが現実として意識されるようになるころです。
老後資金はどうやって貯める?
老後資金をどうやって貯めるかを考えるより、現状の支出を減らすことを考えましょう。
まず、毎月の固定費のうち何か減らせないか検討してください。
家賃を減らすのは現状難しいとしても、子どもの独立を気に安い物件に引っ越すのも一つの選択肢です。
その点、通信費は比較的減らしやすいでしょう。
格安スマホ会社への乗り換えなど、キャリアの見直しで月に数千円の節約が可能なこともあります。
また、保険の見直しも大切です。
必要ないのに高額な保険料の生命保険に加入していないでしょうか?
万一のための保険と思っていても、そのせいで現状の生活にしわ寄せが来るのでは意味がありません。
もっと安い保険に乗り換えるか、やめてしまうのも一つの手です。
自転車保険や個人賠償保険など重複する補償内容がある場合、余計な保険料を払っていることになります。
やめてよいものはないか見直してみましょう。
車を持っている方は、車を所有する必要があるかも再度見直してください。
車を所有する以上、毎年何万円、車検がある年は数十万円もの出費になります。
車なしの生活が難しいとしても、普通車から軽自動車に乗り換えるなど検討してみてください。
このように、毎日の生活で発生する支出を減らすことが老後資金を貯めることにつながるのです。