大人ニキビの正しい対処法は?
ニキビにも思春期ニキビと大人ニキビとがある
「にきびは青春のシンボル」とも言われますが、皮膚疾患の一つで医学用語では「尋常性痤瘡」と呼ばれるもんなんです。
体質的なものもあって、西洋人と比べると、日本人のニキビの罹患率は、90%とされているほどポピュラーなものです。
しかし問題は、ニキビにかかった場合、炎症によるハレで痛みがひどく、跡が残ってしまうことも、ニキビが嫌がられる原因ですね。
特に思春期の場合、男性ホルモンの影響で、皮脂が多く分泌されるため、女性よりも男性の方が多いんです。
大人ニキビの場合、こうした皮脂分泌量の多さにかかわらず、ストレスや不摂生な生活習慣でも、ニキビができてしまうのが特徴です。
ニキビの原因菌として知られているアクネ菌
ご存じの方も多いと思いますが、ニキビの原因とされるのがアクネ菌と呼ばれる細菌なんです。
ニキビ原因の悪玉とされているアクネ菌ですが、この菌は人間の常駐菌だということを知っていますか ?
常駐菌は、人間の体に存在する微生物や最近の事で、腸内細菌にあるビフィズス菌はあまりにも有名ですよね。
アクネ菌もこうした常駐菌の一種で、その数およそ66種類もあるとされているんですよ。
アクネ菌の場合、普段は空気が入りづらい毛穴の中に多く生息していて、人間の皮脂を好んで食べています。
そしてこの時、アクネ菌は「過酸化脂質」を出していて、これが毛穴を詰まらせる原因となっているんです。
つまり、こうした過酸化脂質により、患部が炎症を起こす事によってニキビが起こるんです。
大人になってできるニキビの特徴
大人ニキビは、20歳を過ぎてできるニキビの事をいいます。
思春期ニキビは、新陳代謝が活発な時期に起こることが多く、ほとんどが数年程度で収まってきます。
対して大人ニキビの場合、過剰脂質の問題だけではなく、様々な要因で起こるのが特徴です。
大人ニキビが発生する原因としては、日常生活に起因するものが多いようです。
例えば、過度なストレスや睡眠不足、食生活の乱れや不規則な生活を送っていると、大人ニキビが発生しやすくなるといわれています。
また、過労や肌の過剰な乾燥によっても、大人ニキビの引き金となってしまいます。
大人ニキビの改善方法
大人ニキビをできにくくするためには、前項でご紹介したように、生活習慣を改めることが有効な手立てとなるんです。
大人ニキビの場合、食生活の面だけではなく、心や身体のバランスを失うことで、ニキビができやすくなってしまいます。
しかし、普段働いていて、生活習慣を改めることは、かなり難しいですよね。
そこで、簡単にできる改善方法を試してみましょう。
まず、食生活の上では、バランスよくを心がけ、野菜を中心にビタミンの摂取を心がけましょう。
そして十分に睡眠をとり、ストレスをためないことも大切です。
また、日ごろの洗顔も、肌に刺激を与えないよう心掛け、もしできてしまったら、ニキビ専用の化粧水などでケアしていくことが大事です。