「マッサージ」は本当に効果があるのか?
マッサージ療法とは
肩や背中がこってしまい、家族にもんでもらうということはよくありますよね。
しかし、加減は難しいもの。ほぐし過ぎてしまい、かえってコリが悪化してしまったということもよくあることです。
マッサージの歴史が古く、ギリシャ語のマッシー (もむ)がその語源とされているんです。
古代ギリシャの医師で、医学の父としてあまりにも有名なヒポクラテスは、マッサージ技術の習得を奨励していたといいます。
このように、マッサージの概念は古くから行われていたもので、日本においても按摩として認知されていますよね。
商用目的で、マッサージ業を行うには、あん摩マッサージ指圧師免許もしくは医師免許とされています。
タイプに合わせてマッサージを利用しよう
日本で行われているマッサージは、「あん摩マッサージ指圧師、はり/きゅう師等に関する法律」により、資格者による施術が行われています。
しかし実際に、マッサージを行うクリニックにも色々ありますよね。
実は、マッサージ療法にもいくつか種類があるんです。
大きく分けると、主流のスウェーデン式マッサージ/スポーツマッサージ/医療マッサージ/東洋で伝統的な指圧や推拿(すいな)などといったタイプがあります。
したがって、健康管理や増進目的、痛みの緩和や病気やけがなどのリハビリ目的など、それぞれに適したマッサージのタイプに合わせて利用していくのがベストです。
マッサージの科学的根拠と効果
マッサージには、健康管理や増進目的として、静脈やリンパの滞りを改善し、その流れを促進する効果があります。
そして、スポーツマッサージにおいては、運動時前後など、筋肉緊張をほぐするために用いられています。
また、リラクゼーション目的に、緊張の緩和をもたらし、筋肉痛を和らげ、気分が和らぐことで眠りを誘う効果もあります。
そのほかにも、様々な痛みなどの緩和に効果があります。
緩和効果などは以下の通りです。
・腰痛
・首と肩の痛み
・膝の変形性関節症
・頭痛排便を促す
マッサージを受ける際の注意点
これまでご紹介したように、マッサージ療法といっても、様々なタイプがありますよね。
注意して欲しいのが、自分に合ったマッサージ店で施術を受けるという点です。
コリをほぐす、けがや病気などのリハビリ目的、アスリートに施すマッサージなど、それぞれ目的が異なるからです。
また、病状に対して、マッサージ療法が適しているかどうか、よくわからないというケースもありますよね。
こうした場合には、いきなり施術を受けるのではなくて、医療スタッフに事前に話しを聞いてもらうことも大切なんですよ。
マッサージ療法によるリスクは、一般的には低いとされていますが、高齢者や持病を持つ方は、必ず前もって話し合っておくことをおすすめします。