おひとりさまビジネスは今後も増えそう。
おひとりさま時代の到来?
今、日本社会で一番多いのはおひとりさま世帯だってご存知ですか?
国が実施した平成27年度の国勢調査によると、一般世帯のうち単独世帯が約35%、夫婦と子供のファミリー世帯が約27%、夫婦だけの世帯が約20%、ひとり親と子供の世帯が約9%という結果になっています。
つまり、おひとりさまがダントツトップ、3世帯に1世帯がおひとりさま!
僕を含め、おひとりさま時代が到来してしまった…ということが言えます。
でもおひとりさまにも色々ありますよね、結婚を意識していない若い世代や生涯独身を誓った現役世代、離婚して単身になった人、子供が自立して家を出たり死別して単身になった人、などもすべておひとりさま、ですもんね。
それでもやはり、若い世代から高齢者まで、おひとりさまが最も多い、ということはキーポイントだと思います。
おひとりさまが増えるワケ
近年おひとりさまは急激に増えましたね。
おひとりさまが増加する背景には、僕のように未婚でいる人が増えたことに加えて、高齢化社会も要因と考えられます。
調査によると30歳後半男性の未婚率は35%で、女性は24%だそうです。
これだけ高い割合ですから、おひとりさま世帯が多いのもうなずけますね…。
また、おひとりさまを現役で働いている人と、働いていない年金生活者に分けた場合、後者の方が増加傾向にあるそうです。
さっき述べた「3世帯の1世帯がおひとりさま」とは、なんと高齢者を指していたのです!
つまり、おひとりさまが増える理由は未婚化ももちろん原因ですが、実は高齢化も大きな原因だったんですね。
この2つの要因はまさに社会問題であり、ますます増加の一途を辿ると考えられますので、おひとりさま社会となっていくことは避けられないでしょうね。
おひとりさまビジネスが熱い!
おひとりさま社会になっていくのであれば、その社会に適応していくしかありませんよね。
そこで注目されるのは、おひとりさまビジネスです。
食品や日用品、娯楽施設、飲食店、旅行業、教養や娯楽の全ての業界において、おひとりさまのニーズに合わせた商品開発が急務となってくるでしょう。
「家族向けサービスの提供」と同時に、「おひとりさまプラン」の提案を行うわけです。
不動産業界においても同じことが言えます。
ファミリー向けの物件よりも、今後は高齢者のおひとりさまが住み替え用に居住用物件を探すケースも増えるでしょうし、あるいは現役のおひとりさまが自分の城として家を構えるお手伝いも増えるでしょう。
つまり、かつて当たり前と思っていたファミリー世帯はおひとりさま世帯に逆転されていますので、今までと同じビジネスモデルではいけないということが言えます。
おひとりさま社会にいかに対応できるか、この瞬間にも新しいビジネスモデルが誕生しているのかもしれませんね。