変動金利が上がるXデーはいつ?

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変動金利が上がるXデーはいつ?

変動金利について

家やマンションを購入するときには、住宅ローンを利用しますよね。
住宅ローンの金利には固定金利と変動金利がありますが、約60%の人が変動金利を選んでいます。

今はゼロ金利政策のおかげで、どの銀行で借りても最安となっています。
変動金利の場合、変動リスクを利用者が背負う形となりますので、変動金利の場合は住宅ローンを組んでお金を借りた後からが重要になってきます。
お金を借りてからその銀行が金利を上げてしまう可能性も当然ありますから、変動金利で借りたなら、金利の上昇リスクにいつでも対応できるようにアンテナを張っておく必要があるわけですね。

ちなみに、固定金利の場合は借りた後はずっと固定なので、借りるまでが重要です。
金利が上下するような金融情勢が不安定なときには、見定めがポイントになりますね。
では変動金利の上昇はどのようなタイミングで起こるのでしょうか。

変動金利はすぐ上がるの?

変動金利は、2008年のリーマンショック以降最安になり今に至ります。
ほぼ下がりきった状態ですので、もうこれ以上下がることはないと考えるのが妥当です。
じゃあ銀行の経営が悪くなったら上げてくるのでは?と思われるかもしれませんが、実際には銀行は簡単に上げるようなことはしません。

銀行の利息収入とは、利用者に長く借りてもらうことでコストを回収できる仕組みになっています。
過去の高い金利のときにお金を借りている人が繰り上げ返済をしたり、他行へ乗り換えられると、銀行の利息収入に打撃を受けてしまうので、利用者を逃さないためにも簡単に金利を上げることはしないというわけです。

だからと言って安堵はできませんよ、銀行は業績の良し悪しに関係なく、上げられるタイミングがくれば利益のために上げてきます。
では変動金利が上がるタイミングとはいつなのか考えてみましょう。

変動金利が上がるXデー予想

まず考えられるのが、日銀が政策金利を上げてきたタイミングですね。
現在はアベノミクスの政策により、長期デフレから脱却を図り、経済成長を促そうという動きから、日銀の金融緩和政策は継続されています。
これは景気が上向くまでは政策金利を上げることはない、というものです。
つまり、景気が良くなれば政策金利が上がる、とも言えますね。

次に、政策金利に関係なく銀行が基準金利を上げてくるケースを考えてみましょう。
銀行が今このような低金利でもやっていけるのは、過去に高い金利でお金を借りている利用者がいるためです。
ですが、その利用者もいつか住宅ローンを完済する日が来るでしょう、そのタイミングが金利を上げてくるタイミング、と考えられます。

高い金利で借りていた頃というのは、2008年以前と考えられますので、そのローンが完済、あるいは借り換えをする時期、それはだいたい2023年頃と言われています。
必ずしも銀行の対応が金利を上げることだけとも限りませんが、心づもりはしておく必要がありそうですね。