不動産営業という仕事。

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不動産営業という仕事。

不動産営業の種類

僕は不動産会社の営業として働いています。
不動産営業といっても、実は職種によって大きな違いがあることはあまり知られていません。
主な種類には、中古のマンション・戸建・土地を扱う居住用不動産売買営業、新築のマンション・戸建を扱う居住用不動産売買営業、新築マンション・ワンルームを扱う投資用不動産売買営業、一棟を扱う投資用不動産営業があります。

他には、客付けや管理を行う賃貸営業と不動産買収、用地の仕入れ営業、地上げ営業といったところでしょう。
この中から、不動産営業のイメージが強い居住用不動産売買営業と、営業の仕事の中でシビアと言われる投資用不動産売買営業、さらに賃貸営業について紹介します。

居住用不動産売買営業(中古)

名前の通り、居住するための家や土地を売買する営業業務になります。
居住用不動産売買の営業では、売却物件の依頼を受ける「物上げ」と呼ばれる営業が最も大切な業務となります。
不動産の紹介が主な業務と思われがちですが、実はこの物上げにこそ重きをおいている不動産仲介会社がほとんどです。

売り手となる不動産会社と買い手となる不動産会社がそれぞれクライアントの代理として仕事をします。
売り手側の不動産会社が、売主を確保することができた場合、確実に売上げアップにつながるため、大手ほど力を入れるというワケですね。
もちろん居住用の家やマンションを買うことも、営業マンの大切な業務の1つです。
家を買うことは、人生で何度とない大きな買い物ですから、顧客のニーズに最適な物件とサービスを提供しています。

投資用不動産売買営業(新築マンション・ワンルーム)

こちらは住むための物件ではなく、投資用の物件の営業業務です。
この投資用新築マンションの販売業務は、我ら不動産営業の中で最もシビアと言われている仕事になります。
投資用ですから、購入した人が住むのではなく、マンションやワンルームを賃貸して安定した家賃収入を得るための不動産投資物件です。

投資用不動産の営業は、飛び込みや電話セールスが多く、なかなか厳しい仕事になります。
ただし、近年、副業に不動産投資を始める人も増えており、30~40代のサラリーマン、女性の顧客も増えたように感じますね。
また、自社でワンルームを購入し、マージンをのせて転売を行う不動産会社も多くなってきているそうです。

賃貸営業

法人の数でいえば、マンションやアパート、戸建、オフィスの賃貸営業をしている不動産会社が最も多いです。
東京でも街中に溢れる不動産会社は、賃貸営業を中心に行っていますよね。
賃貸営業の場合、客付けという部屋を借りたい人に物件紹介をする業務と、オーナーから物件を預かって管理業務を行う管理業務があります。
管理業は固い仕事で、入居者のトラブル対応、更新手続き、入居者の獲得業務などを行います。