休日にはビジネス書大賞2020に手を出してみる。

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休日にはビジネス書大賞2020に手を出してみる。

ビジネス書大賞とは

2009年に発足した日本のビジネス書アワードで、翌年から毎年開催されているものです。
つまりビジネス書大賞は、その年を代表するビジネス書を選出し、ビジネス書専門の賞として表彰されているものなんですよね。
主催メンバーは、グロービス経営大学院とflierで、ビジネスパーソンの成長につながる書籍が、選考対象として選ばれています。

つまり、「ビジネスパーソンの成長につながる」というWordである為、選ばれる本はビジネス書に限らず、その年のベストセラーも含めて、幅広い分野から選ばれているのが特徴なんです。
選考方法としては、まず一次審査として、書店員によるウェブでの投票を実施し、上位の本が二次審査へと移行することになります。
審査員は、大企業やベンチャー企業の経営者、ビジネス系メディア編集者とプロデューサーや書評家、実行委委員または協力会社メンバー等で、その年によりメンバーも入れ替わることもあります。

FACTFULNESS

ビジネス書大賞2020 大賞受賞作:ファクトフルネス
著者:ハンス・ロスリング、オーラ・ロスリング、アンナ・ロスリング・ロンランド

本書をかいつまんで説明すると、従来の認識や常識を最新のものにするための推奨本と言えるものです。
つまり、従来までの思い込みを捨て、データに基づき世界を正しく見据える習慣を身に着けていこうということですね。
正しく認識し、現代の常識を知ることにより、ビジネスにおいても焦りの本能を抑える事ができ、経営者やリーダーとして、正しい判断が行えるようになるという教えです。

両利きの経営

ビジネス書大賞2020 特別賞受賞作(ビジネスリーダー部門):両利きの経営
著者:チャールズ・A. オライリー/マイケル・L. タッシュマン
本書は、まるで両利きの人のように、知の探索と深化をかじ取りする「両利きの経営」をコンセプトとしているものです。
つまり、これらの知と知の組み合せにより、新しいビジネスモデルや商品/サービスを生み出していくヒントにできる可能性が、高まることを意味しています。
世界の経営学では、知の探索とも呼ばれ、これからの経営者は、知の範囲を広げていくことを求められていると告げている。
そうした、イノベーションを、活性化させるための知識の源と言えるでしょう。

シン・ニホン

ビジネス書大賞2020 特別賞受賞作(ソーシャルデザイン部門):シン・ニホン
著者:安宅和人

本書は、これからの時代を担う若い経営者に贈ったもので、AI×データ時代における日本の再生と、人材育成の事を詳しく解説してくれています。
30万部超というベストセラー作品で、現在の日本に対する想いが込められた一冊です。
内容は、根拠のない悲観的な盲目を許さず、ファクトに基づいた建設的な議論をしようとするもので、変化の目まぐるしい時代に、そこから目を背けてはならないと強く訴えています。
将来の日本を見据え、次の世代に引き継ぐためにも、自分が何ができるのか、そうした思いを強く感じる本です。