大学新入生には学生専用物件が人気
僕は、不動産会社の営業として働いていますが、先日は東大志望の学生が来て対応し、学生会館や学生マンションを紹介しました。
都内在住の方はご存知かもしれませんが、東京大学の付近は、駒大や早稲田大などのキャンパスもある地域です。
実際、「東京都立大学の学生会館や学生マンション」と検索しただけでも、かなりの数の部屋がピックアップされることでしょう。学生さんの話をよく伺ったうえで、数ある部屋の中から最適な物件を紹介するのも、営業職の腕の見せ所ですね。
近年は、親子で学生向けの物件を探しにくるお客様が増えており、大学に近い学生専用の物件ほど人気です。人気の理由は、交通が便利であることとセキュリティ面の高さなどが挙げられます。
▷学生会館について
学生会館とは、大学や専門学校が提供してくれる学生専用の物件です。そのため、入居者は同学校の生徒であることが多く、先輩や同級生と共同生活を送るため、知人友人がたくさんできます。
建物自体が古かったり、共用だったりしますが、家賃が1万円前後で入居できるのは大きなメリットです。栄養バランスを考えた食事が食べられるのも、親元を離れて暮らす学生にはいいのではないでしょうか。
デメリットとして規則が多いこと。門限があり、外泊許可が必要などのケースがあります。お風呂やトイレが共同で、個室ではなくルームシェアタイプになっているのでプライバシーがありません。
静かに暮らしたい人は学生寮で大学に慣れてから、アパートや学生マンションに引っ越すのが理想的です。
▷学生マンションについて
学生マンションとは、居住者を学生限定にしているマンションです。学生寮と違い、学生同士の生活は独立しています。
メリットとして部屋や生活エリアが独立しているので、時間を気にせずお風呂が使え、トイレで順番待ちする必要がありません。プライバシーも守られ、門限など特別なルールがなく自由度が高いです。
デメリットとして家賃は一般的な相場ですが、地理的条件もあって高めになることもあります。自炊が必要なため、ある程度一人暮らしスキルが必要になってきます。
▷一般的なアパート
普通のアパートに住まう住民は、職業や年齢なども様々です。
規則はもちろんありませんし、周囲に迷惑をかけなければ何も言われません。友達や彼氏・彼女を自由に呼べます。物件数も多いので、家賃や部屋数など自分の最適な部屋から探せます。当然、社会人になっても住み続けられます。
デメリットとしてアパートによりますがオートロックがなくセキュリティ面で不安になることも少なくありません。建物自体が古いと騒音も気になります。
学生寮、学生マンションとそれぞれメリットデメリットがあります。初めて一人暮らしとなると本人だけではなく親御さんも不安でしょう。最初はサポートがある学生寮や学生マンションで暮らし、慣れてきたらアパートに引っ越すのがおすすめです。
ただし、大学周りの物件は人気なので希望される方は早めに行動しておきましょう。